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環境ニュース[海外]

デンマーク、企業の環境認可の簡素化・迅速化へ

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.01.29 【情報源】デンマーク/2014.01.14 発表

 デンマーク環境省は、企業の環境認可制度の一部を合理化する方針を明らかにした。現在、デンマークの約5800社の企業は、生産の開始前、または生産施設やプロセスに大規模な変更を加える前に、環境認可を受けることが義務付けられている。この制度の合理化策として、第一に、2015年以降、事業の認可は、現行の生産量ベースでなく排出量(放出量)ベースで行われる。たとえば酪農事業者が牛乳の生産量を増産しようとする場合、廃水量を増やさないことが条件になる。第二に、認可の有効期間がより長期となり、企業が複数年をかけて実施しようと計画するプロジェクト等も対象に含まれる。
 現在、毎年約500の認可が発行されている。政府の計画では、現行の環境認可の5件に4件は将来的に不要になる方向だという。5800社のうち、約800の大規模企業は個々に環境認可を受ける必要があるが、残り5000企業のほとんどは、手続きの簡素化が可能だとされる。環境省はこの制度変更を、実際に企業の環境認可を行っている自治体と協力して行うとしている。【デンマーク環境省】

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