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環境ニュース[国内]

パナソニック、太陽光発電の売電事業を開始、家庭から買い取り大規模に販売

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.01.23 【情報源】企業/2014.01.21 発表

 パナソニックは、太陽光発電で発電した電力の売電事業を始める。太陽光発電設備を設置した各家庭から小規模電力を買い取って集約し、大規模に販売する。住宅設備・太陽光発電関連設計のエプコと共同出資する新会社を1月31日に設立する。2016年に予定される電力小売市場の全面自由化を前に、現時点で実現可能な事業として展開する。
 新会社はパナソニックが51%、エプコが49%出資し、「パナソニック・エプコエナジーサービス」と名付けた。出資額は3億円で資本金は1億5000万円、資本準備金が1億5000万円となる。東京・港区のパナソニック東京汐留ビルに本社を置く。パナソニックはエプコに14.9%出資する法人の筆頭株主で、これまでも住設建材部門で協業している。
 新会社は、太陽光発電システムを導入している住宅から発電した電力を買い取り売買する。パナソニックグループで新電力の機能を持つ調達部門の経験を生かし、住宅会社など各企業と連携し事業展開する。住宅側は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の価格に上乗せした額で売電でき、省エネ支援サービスなどが受けられる利点がある。
 家庭に対しては、電力に関する家計の改善などを通じて太陽光発電の一層の利用促進を図る。今後、関東、関西地域で実証実験して事業体制を確立し、今夏ごろから随時、地域別に本格的に始める。2018年度に50万件以上の契約を目標にした。将来は電力小売市場の全面自由化をにらんだパートナー連携や、幅広いエネルギーサービスを検討する。【パナソニック(株)】

提供:日経bp環境経営フォーラム(emf)

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