一般財団法人環境イノベーション情報機構
大和ハウス工業、環境配慮型物流施設の実証実験を開始、CO2排出量を25%削減
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.12.10 【情報源】企業/2013.12.06 発表
大和ハウス工業は、相模原市南区の自社の複数テナント向け物流施設「DPL相模原」で、次世代の環境配慮型物流施設の実証実験を12月24日に始める。温度・湿度環境や空調・換気などを一元管理するシステムなどを採用し、CO2排出量を約25%削減できる。実験で効果検証した環境配慮技術を今後自社が設計・施工・運営する施設に採用していく。環境配慮型物流施設は「D's SMART LOGISTICS(ディーズスマートロジスティクス)」と名付けた。実験は、法人向け建築物で2020年までに運用時のCO2排出ゼロを目指す大和ハウスの取り組み「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」の一環となる。設備ごとにエネルギーを「見える化」して最適制御することで電力の無駄を省く。
「D-LEMS(ディー・レムス)」と呼ぶ管理システムを導入し、体感温度が変わらない程度に空調機を一時停止させて快適性を維持する。併せて、倉庫内の温度を監視して外気温に応じて自動で換気装置の運転を制御し消費電力を抑える。「見える化」でテナントごとに設備の状況監視、操作、制御が可能になり、効率運用できる。
さらに、地下の免震ピット(免震層)から空気を取り込んで夏の予冷に利用して冷房効率を高める。施設内の全照明にLED(発光ダイオード)を採用するほか、屋根には1MW(1000kW)の太陽光発電システムを設置し、2014年4月に発電を開始する。DPL相模原は5階建て、延べ床面積10万2817.56m2となる。入居希望企業向けの内覧会を12月20日に開く。【大和ハウス工業(株)】
記事に含まれる環境用語
- LOGISTICS(ディーズスマートロジスティクス)」と名付けた。実験は、法人向け建築物で2020年までに運用時のCO2排出ゼロを目指す大和ハウスの取り組み「Smart-Eco
- Project(スマートエコプロジェクト)」の一環となる。設備ごとにエネルギーを「見える化」して最適制御することで電力の無駄を省く。
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- 大和ハウス工業は、相模原市南区の自社の複数テナント向け物流施設「DPL相模原」で、次世代の環境配慮型物流施設の実証実験を12月24日に始める。温度・湿度環境や空調・換気などを一元管理す