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環境ニュース[国内]

4省庁、米海兵隊兵舎周辺に生息するヒジキの鉛含有量を「問題なし」と評価

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2002.06.21 【情報源】環境省/2002.06.21 発表

 環境省、厚生労働省、外務省、防衛施設庁の4省庁は平成14年6月21日、沖縄県具志川市にある米海兵隊兵舎キャンプ・コートニー付近の海水域に生息しているヒジキの含有量について、「食品衛生上人の健康に影響を与えるものではない」との評価を含む調査結果を公表した。
 キャンプ・コートニー付近の海水域では、1960年代から1999年までの30年以上にわたり、米軍施設内から海に向けてレクリエーションとしてのクレー射撃が行われていたが、米側が1998年から2001年にかけて実施した射撃場周辺の環境調査の結果、射撃の影響とみられる底質や水域に自生するヒジキ中の含有を確認。ヒジキについては地元の2漁協が採補を行っていることから、防衛施設庁も米側調査の結果を重視し、2002年3月から今回の詳細調査を開始していた。
なお今回の詳細調査で確認された、ヒジキの含有量は0.06ppm〜0.24ppm。
 4省庁の発表によれば、この数値は文献調査で確認できる他水域のヒジキ・海藻類の含有量よりも低いレベル。また測定最高値である0.24ppmの含有ヒジキを日本人1人1日あたりの海藻摂取量分食べたと想定し、これに他食品や飲料水経由の摂取量を加えて試算した、体重あたりの週間摂取量(6μg/体重kg/週)も、FAO/WHO合同食品規格委員会が示す摂取許容値(25μg/体重kg/週)と比べかなり低く、「健康への影響がない」と評価の根拠となった。【環境省】

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