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環境ニュース[国内]

PRTR法の届出外排出量の推計方法方針案への意見募集を開始

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.06.20 【情報源】環境省/2002.06.20 発表

経済産業省と環境省は、「化学物質排出把握管理促進(PRTR)」法に基づき、国が算出する届出外排出量の推計方法方針案を取りまとめ、この案について広く意見を募集している。意見募集の締め切りは平成14年7月19日(必着)。
 「化学物質排出把握管理促進法」に基づくPRTR制度では、人の健康や生態系に有害性を持つおそれのある354の化学物質について、事業所から環境中に排出された量や廃棄物に含まれ事業所外へ移動した量を、事業者が自らが把握し国に届け出ることを義務づけている。
 また国は、この事業者の届出データの集計とあわせ、(1)事業者からの届出がなされない排出量、(2)対象業種以外の排出量、(3)家庭からの排出量、(4)自動車などの移動体からの排出量−−など届出対象外となっている排出量の推計を行い、これらを総合した対象物質の総排出量・移動量を算定・公表することになっており、すでに平成14年4月から、事業者による初めての排出量届出が開始されていることから、届出対象外の排出量推計も至急に実施する必要がある。
 今回まとめられた推計方法方針案では、排出形態別に算定の具体的な方針を示しており、例えば移動体からの排出については、自動車、二輪車、船舶、鉄道、航空機といった移動体の種類ごとに、エンジンからの排気ガスに含まれて排出される対象化学物質の量を走行距離、仕事量、燃料消費量などに関する排出係数を使い推計することになっている。自動車については、車種別・旅行速度別の排出係数を設定する方針だ。【環境省】

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