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環境ニュース[国内]

ダム貯留水の計画放流試験結果 多くのダム下流で河川環境が改善

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2002.06.19 【情報源】国土交通省/2002.06.18 発表

 国土交通省は平成14年6月18日、平成13年度のダムの弾力的管理試験の結果と平成14年度の弾力的管理試験実施計画を公表した。
 ダムの弾力的管理とは、平常時は空容量となっている洪水調節容量の一部として、洪水調節に支障をきたさない範囲で一定の流水貯留を確保。貯留した流水を計画的に放流し、ダム下流の河川環境の整備と保全に役立てるもの。
 平成13年度は20ダムで弾力的管理のための試験を行い、うち16ダムで放流を実施。ダム下流の河川環境保全・改善効果について調査を行った。
 調査の結果では、福島県の三春ダムで河床の堆積物や水面の浮遊物が流掃でき、水の臭気や景観阻害が解消されたほか、福井県の真名川ダムではアユの生息に好適な環境が拡大するなど、多くのダムで環境改善が検証できたという。
 なお平成14年度も、北海の岩尾内ダムなど20ダムで弾力的管理試験を実施し、引き続き効果検証を行う予定。 【国土交通省】

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