一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

パナソニック、最高水準の効率を実現した両面型太陽電池モジュールの受注開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.09.27 【情報源】企業/2013.09.24 発表

 パナソニックは、業界最高水準となる変換効率を実現した両面発電型の太陽電池モジュール「新・HITダブル」の受注を10月1日に始める。公共・産業用で、出力の保証期間をこれまでの10年から20年に延長した。両面から光を取り込んで発電する構造のため、設置する方位や角度による発電量への影響が少なく、さまざまな場所に対応する。
 2012年から国内で本格展開している両面発電型太陽電池モジュールの表面公称最大出力を15W高め、225Wにした。変換効率は、両面発電モジュールの中でトップレベルの16.0%となる。パナソニックのHIT太陽電池セルを表面ガラスと裏面ガラスのサンドイッチ構造のモジュールにすることによって、表と裏両面での発電を可能にしている。
 標準のHIT太陽電池モジュールは裏面が不透明になっていて、裏からの光は遮断される。新・HITダブルを垂直に取り付けた場合、同じ条件で標準のHIT太陽電池モジュールを設置したケースと比べて約30%の発電量増加が見込める。公共・産業用太陽光発電システム市場の拡大を受け、設置方法に柔軟に対応する両面発電型の効率を高めた。
 フレームの影の影響を考慮し、太陽電池セルと外枠フレームの距離を広げて多くの光が透過するようにした。保証期間は20年と2倍に延ばし、モジュール表面の出力が10年で81%未満、20年で72%未満になった場合を対象にする。サイズは縦横1630mm、862mmで厚さは35mm、重さ24kgとなる。1枚20万7900円で年間5000枚の販売を目標にした。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク