一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京都、容器包装廃棄物の削減に向けてリユース容器の使用促進実証実験を実施
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2013.08.26 【情報源】地方自治体/2013.08.21 発表
東京都は、容器包装廃棄物の削減に向け、リユース容器の使用促進実証実験を実施する。リユース容器や持参した容器を使って食品を販売し、環境負荷低減や減量の効果、作業負担、消費者の意識などについて検証する。家庭から排出されるごみのうち容器包装廃棄物が容積比で約6割を占めることから、リユース容器への転換を目指す。実証実験は、リユース容器を使用した食品販売と、持参容器での食品販売の2種となる。リユース容器は8月27日〜9月26日にスーパーのエコス小平店(小平市)で行い、通常は使い捨て容器の握り寿司、丼ものなどをリユース容器にする。使用済み容器を返却する仕組みで、持ち帰りの場合は次の来店時に店頭の返却ボックスで回収する。
持参した容器の実証実験は、9月13〜15日に新宿区原町1丁目町会の夏まつり会場で実施し、会場では家庭から持参した容器を使って食品を販売する。これらの実験を通してリユース容器使用のライフサイクルアセスメント(LCA)=環境影響評価=分析を行い、容器包装廃棄物の減量効果や販売業者の作業負担、コストの増減を測定する。
さらに、リユース容器を使用した食品販売に対する消費者の意識を調べる。製造業者や流通業界で容器包装を減量化する取り組みが進んでいる一方、流通段階では使い捨て容器が多く使用され、容器包装廃棄物が発生している。都は、リユース容器に転換することが容器包装廃棄物抑制の有効策になると判断し、実証実験することにした。【東京都】