一般財団法人環境イノベーション情報機構
パナソニック、群馬県太田市の大規模太陽光発電所に太陽電池モジュールを納入
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.07.24 【情報源】企業/2013.07.19 発表
パナソニックは、群馬県太田市が市内に整備した大規模太陽光発電所「おおた緑町太陽光発電所」に、自社の独自方式の太陽電池モジュール「HIT233シリーズ」4560枚を納入した。HIT太陽光発電システムで国内最大規模の納入となる。発電所は1MW(1000kW)の出力があり、ホームセンターチェーンのカインズの流通センター屋上スペースに設けた。納入したHIT233シリーズは、公称最大出力233Wでモジュール変換効率は18.2%となる。HIT太陽電池モジュールは、単結晶シリコン基板に薄膜アモルファスシリコンを積層した独自構造で高い発電量を実現していることが特長で、少ない枚数(重量)で他と同じ発電量が得られる。さらに温度特性に優れ、夏の高温時でも出力が低下しにくい。
おおた緑町太陽光発電所は建物の屋上スペースに設置することから、建物本体にかかる重量負荷の軽減が求められ、HIT233シリーズが採用された。取り付けにあたって設置用の架台を使わない工法を採り、屋根に太陽電池モジュールを直接固定することで重量負荷を一層軽減した。出力1MWで年間約110万8000kWhの発電電力量を予想している。
発電電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて全量売電し、年間約4100万円の収入を見込む。太田市は、自治体単独で初めての大規模太陽光発電所「おおた太陽光発電所」(出力1.5MW=15000kW)を造り、2012年7月から運営している。おおた緑町太陽光発電所は大規模太陽光発電事業の第2弾となり、7月1日に運転を始めた。【パナソニック(株)】