一般財団法人環境イノベーション情報機構
猛暑に対する街なかでの対応方策を公表
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2013.07.19 【情報源】環境省/2013.07.19 発表
環境省は、平成25年7月19日、暑熱ストレスを減らす街づくりや街歩きの工夫に関する調査の結果を取りまとめ、公表した。公表によると、人は日向は暑く木陰は涼しいと感じるが、実は日向と日陰の気温は変わらないことから、その原因を調査したところ、木陰より日向の路面の表面温度は20℃も高く、放射熱が多いことが暑さの一因でると報告している。特に幅の広い東西道路の北側歩道の放射熱は大きく、約4割が路面や壁面からの放射熱であり、その放射熱は、6畳間に1,000Wの電気ストーブ10台分に相当すると報告している。
その上で、この様な街路における暑熱ストレスは、日射の一部を反射する白っぽい服装で日傘をさし、日陰(木陰)を選んで歩くことでを大きく減らすことができるとしている。
なお、今後、都市の快適性を維持するために、人への暑熱ストレスを抑制する視点を、まちづくりに加える必要があるとしている。【環境省】