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環境ニュース[国内]

日立製作所、ロシアの送配電公社の電力インフラで技術協力

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2013.06.25 【情報源】企業/2013.06.20 発表

 日立製作所は、ロシアの送配電公社ロシア・グリッド(モスクワ)に対して電力インフラの近代化、安定化に向けた技術協力を行う。両社で包括協定を6月20日に結んだ。第一弾として、ロシア連邦を構成する共和国の1つで南シベリアのバイカル湖の南東部に位置するブリヤート共和国で送配電網の効率・信頼性向上のための整備を進める。
 同社はロシア連邦送電公社と2012年4月に電力事業分野に関する包括協定を締結し、電力インフラを高度にする機器やソリューションの導入可能性を協議してきた。同送電公社が2013年6月にロシア・グリッドの子会社になったことを受け、今回、ロシア・グリッドの送配電網を高効率化する機器・システムの導入を検討する包括協定を結んだ。
 日立はまず9月をめどに、ブリヤート共和国の送配電効率を向上させる提案をロシア・グリッドに行う。最新の機器・システムを活用した変電所の一括更新や、送電時の電力損失の改善とエネルギー管理システムによる省エネ型の変電施設、自然エネルギー発電に対応した系統安定化システムや蓄電システムの導入などの具体策を検討する。
 日立は変電、監視制御などの機器や、受変電、系統安定化、蓄電などの各システムなど、機器と情報技術を融合させた電力流通設備をトータルに構築できる強みを持つ。自然エネルギーや蓄電池の大量導入に対応する設備も提供でき、広大な国土をカバーする送変電インフラの近代化が重要施策とされるロシアの更新需要に応える。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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