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環境ニュース[国内]

仙台市 藻類利用、生活排水から油 技術開発実験室が開所

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2013.06.07 【情報源】地方自治体/2013.05.08 発表

 藻類を利用して生活排水から油成分を生産しようというプロジェクトの研究施設「藻類バイオマス技術開発実験室」が、仙台市宮城野区の南蒲生浄化センターに開所した。大きな可能性を秘めた技術として世界的に注目されており、東日本大震災の被災地からの発信を目指す。
 「藻類バイオマスプロジェクト」は、生活排水に含まれる有機物を栄養にして油の主成分である炭化水素を生成するオーランチオキトリウムなど2種類の藻類を使い、培養と下水処理を組み合わせることで、下水から油成分を作り出す技術の確立を目指す。
 震災後の2011年11月に仙台市と筑波大、東北大が共同研究の協定を締結し、12年7月に文部科学省の補助事業に採択された。
 実験室は南蒲生浄化センターの建物内に開設され、3室、約80m2。実証実験でデータを蓄積し、生産技術の実用化を目指す。増殖の速いオーランチオキトリウムを発見した筑波大の渡辺信教授によると、課題はコストをどれだけ下げられるかで、藻類の生産や濃縮の技術向上が求められるという。 経済環境局環境創造課 TEL:06-6489-6301 【仙台市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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