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環境ニュース[国内]

パナソニック、太陽光パネルを穴を開けることなく設置できる機能屋根システム発売

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.05.22 【情報源】企業/2013.05.17 発表

 パナソニックは、太陽光パネルを穴を開けることなく容易に設置できる軽量で耐震性に優れる機能屋根システムを開発した。「テクノストラクチャー」と呼ぶ独自の耐震住宅工法の専用製品となり、同工法を採用した住宅会社で6月1日に販売を始める。風の通路を確保し、設置した太陽光パネルの温度上昇を抑制する。
 発売する機能屋根システムは、新たに開発した太陽光パネル固定金具を使用することで、パナソニック製の太陽光パネルの施工を屋根の穴開け不要で可能にした。太陽光パネルを後日取り付けることもでき、数年後の設置を希望するケースにも対応する。太陽光パネルを後から設置しても、屋根施工完了後10年間の雨漏り保証は継続する。
 屋根には凹凸があり、太陽光パネルを設置した場合に屋根の凹部とパネルの間で通気し、パネルの温度上昇を抑える。鋼板を使用した軽量設計で、太陽光パネルを取り付けた場合でも重さは一般的なスレート屋根と同等。震度6の地震評価試験では、太陽光パネルの設置の有無に関わりなく破損や変形などがないことを確認した。
 太陽光パネルの配線は屋根の凹部を利用して引き込み、景観に配慮。屋根全体をシステム製品として、軒先まで一体感のあるデザインにした。パナソニックは、太陽光発電の普及に伴って屋根のデザイン性が景観に与える影響が大きくなっていると考え、これからの屋根に求められる価値を研究して開発した。2013年度に500棟の販売を目指す。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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