横浜ゴム、オリジナルEVと自社の低燃費タイヤで米国の登坂レースに5年連続で参戦

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.05.21 【情報源】企業／2013.05.17 発表

　横浜ゴムは、オリジナルの電気自動車（EV）に自社の低燃費タイヤ「BluEarth-A（ブルーアース・エース）」を装着したレーシングカーで米国のヒルクライム（登坂）レース「2013パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」（6月30日、コロラド州）に参戦する。5年連続の参戦となり、一層の記録向上を目指す。
　EV用タイヤの研究開発と、走る喜びと環境との調和を目的に「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」のチーム名で挑む。これまで2010年と2011年に2年連続でEVの歴代最速記録を更新したほか、2012年は自己ベストを大きく短縮。毎年成果をあげている。今回は2012年のマシンのモーターなどを改良し、過去最高の好記録を狙う。
　ドライバーには引き続き、オフロードレースで世界的に活動する塙郁夫選手を起用する。パイクスピークへの参戦は、燃費性能と運動性能を両立させたブルーアース・エースをアピールする意味もある。横浜ゴムはレースの模様などの動画を自社のモータースポーツサイト（http://msj.advan.com/）に随時公開し、過去の動画も配信する。
　パイクスピークは標高2862mの地点をスタートし、4301mの頂上までの約20kmを一気に駆け上がってタイムを競い、「雲に向かうレース」と呼ばれる。156のさまざまなコーナーがあるうえ、気温や天候の変化が激しく、世界で最も過酷なレースの一つとして知られる。2013年は四輪・二輪計163台（5月15日現在）、そのうちEVは7台が参戦する。【横浜ゴム（株）】