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環境ニュース[国内]

オムロン、グループで行った冬季の節電で目標を大きく上回るピーク電力削減を達成

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.05.20 【情報源】企業/2013.05.15 発表

 オムロンは、グループで行った2012年度の冬季の節電で、事業・生産活動に支障なく目標を大きく上回るピーク電力削減を達成した。関西電力の地域で2010年度比6%削減が求められ、全国では数値目標がない中、同10%以上削減の自主目標を設定して取り組み、18%以上削減した。新たに製造工程でのアイドリングストップ制御を稼働させた。
 節電対策実施期間は2012年12月3日〜2013年3月29日となり、「Ecoものづくり」と名付けて2011年度から展開している独自の省エネ・省資源化を推進。Ecoものづくりは、施設や生産設備の運用改善によって品質や生産性を維持・向上しながら、製造現場のエネルギー効率の最大化を目指し、必要量のエネルギーを必要な時に効率的に供給する。
 自社の電力量モニターや温湿度センサーなどで削減できるポイントを見付けて改善を進め、国内全ての生産拠点でさまざまな取り組みを行っている。中でも草津工場(滋賀県草津市)では2012年度冬季に、電力使用量の推移で生産設備のアイドリング(待機)状態を判別し、不要な電力や圧縮空気などの使用を自動的に抑える制御を導入した。
 この制御によってプリント基板に部品をはんだ付けする工程では、生産設備が稼動していない時に消費する待機電力を25%削減。別の工程では、排気用のファンを自動停止させて電力使用量を20%削減した。こうしたEcoものづくりの結果、必要以上の自家発電設備の稼働や社員に過度な我慢を求めることなく、グループで18%以上削減できた。【オムロン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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