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環境ニュース[国内]

今後10年を見通した海洋開発・研究政策の基本方針について意見募集を開始

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2002.06.04 【情報源】文部科学省/2002.06.04 発表

 文部科学省は科学技術・学術審議会海洋開発分科会がまとめた答申案「長期的展望に立つ海洋開発の基本的構想及び推進方策について」に対する意見募集を開始した。意見送付締め切りは平成13年6月24日まで。
 この答申案は、これまで海洋開発の総合的な推進方針であった「長期的展望に立つ海洋開発の基本的構想及び推進方策について」(答申日:平成2年5月9日)や、地球環境問題に対応した海洋調査研究の推進方策であった「我が国の海洋調査研究の推進方策について」(答申日:平
成5年12月8日)の策定から約10年が経過したことから、最近の社会情勢に対応した、今後10年を見通した海洋開発・研究政策の基本的考え方、推進方策について検討を行ったもの。
 特に環境問題に対しては、海洋が地球環境の重要な調和機能を担っているという認識のもと、生態系を含む健全な海洋環境の維持・回復、海洋が持つ総合性・複雑性を理解した上で、今後の海洋利用について考えていくことが大切であるとの指摘がなされている。
 このため、海洋開発政策の展開にあたっても、その基本方針に「海洋を知る(研究)」「海洋を利用する(利用)」という視点のほかに「海洋を守る(保全)」という視点を設定。これら3つの視点を調和させ、更に海洋についての国際的な議論や、海洋の多面的な性格を踏まえた総合的管理の概念を導入しつつ、今後の海洋開発・研究政策を企画・立案・実行していくことが重要であると提言されている。【文部科学省】

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