一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成23年度有害大気汚染物質測定調査結果まとまる
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2013.05.16 【情報源】環境省/2013.05.16 発表
環境省は、平成25年5月16日、平成23年度に地方公共団体が実施した有害大気汚染物質の大気環境モニタリング調査結果を環境省の調査結果と併せて取りまとめ、公表した。調査対象の21物質中、環境基準が設定されているベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタンの4物質について測定値と基準値を比較した結果では、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン(環境基準値はともに1立方メートルあたり200μg)、ジクロロメタン(環境基準値1立方メートルあたり150μg)の3物質についてはすべての測定地点で環境基準値を下回っていたが、ベンゼン(環境基準値1立方メートルあたり3μg)は測定地点411地点中2地点で環境基準値を超過した。
環境省では、今後とも、PRTRデータ及び有害大気汚染物質モニタリング結果等により、排出量や大気環境濃度等を継続的に検証・評価し、地方公共団体との連携のもと、有害大気汚染物質対策を推進していくこととしている。【環境省】