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環境ニュース[国内]

三菱地所、先進技術でエネルギーを大幅削減するオフィスビルが東京・茅場町に完成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.05.13 【情報源】企業/2013.05.09 発表

 三菱地所が開発してきた先進技術でエネルギーを大幅に削減するオフィスビルが東京・茅場町に5月10日完成する。三菱地所グループが目指す次世代オフィスを形にしたビルで、エネルギー対策をはじめ、新しい時代に求められるオフィスのあり方を提案するモデル的な取り組みとなる。オフィスの環境を変える最新の技術を複数導入した。
 ビルは「茅場町グルーンビルディング」の名称で東京都中央区日本橋茅場町に位置する。地上10階、延べ床面積は2869.95m2。グループで実験してきた「ハイブリッド輻(ふく)射空調システム」と呼ぶ技術や、知的照明システムなどを導入して高い水準の環境性能を実現。一般的なオフィスビルと比べて使用エネルギーを約45%削減する。
 ハイブリッド輻射空調システムは、テナントビルとして日本で初めて導入。冷温水や空気によって天井に設置する輻射パネルの温度を調整する空調と、天井のコンクリートなどに冷熱を蓄えて再利用する仕組みを組み合わせた。多くの熱が効率よく伝わるうえ、夜間に効率的に冷熱を生成し、昼間の空調消費電力のピーク負荷を抑制できる。
 照明は全館をLED発光ダイオード)にしたほか、テナントビルで日本初の知的照明システムを採用。設定した照度や色温度に応じて照明器具を調整し、最適な照明環境と省エネを両立する。三菱地所は、茅場町グルーンビルディングを先進技術の実証段階と位置付け、基礎的確認を行ってきた技術に関して運用しながら検証や改善を進める。【三菱地所(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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