一般財団法人環境イノベーション情報機構
ヤマハ発動機の電動アシスト自転車が福井市のサイクルシェア社会実験に
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.04.30 【情報源】企業/2013.04.25 発表
ヤマハ発動機は、福井市が行う自転車共同利用のサイクルシェアの社会実験に電動アシスト自転車「PAS CITY-C(パスシティシー)」34台が採用された。同市は、ヤマハ発動機の販売子会社、ヤマハ発動機販売がメンテナンスや各種保険をセットにして展開する電動アシスト自転車のリースシステム「パスクル」を活用する。福井市のサイクルシェアの社会実験は「ふくチャリ」と呼び、市中心部の10カ所のホテルなどにレンタル拠点を設置する。貸し出し、返却はどの拠点でも可能。観光客や市民に街の散策、仕事、買い物などに使用してもらうことで近距離の自動車移動を減らし、CO2の排出削減を図る。街の活性化につなげることも狙いとなる。
ふくチャリでのPAS CITY-Cの利用は5月1日に始まる。PAS CITY-Cは街乗りに適したタイヤサイズ20インチの小型モデルとなる。パスクルは、バッテリーを含む車両本体、充電器、年2回の定期点検、組み立て手数料や自転車総合保険、盗難保険などをパッケージにした官公庁・法人向けシステムで、2年契約3台からリースできる。
ヤマハ発動機販売は2009年12月にパスクルの提供を始め、観光地を中心に拡大。パスクルを導入したレンタルスポットと周辺情報を紹介するサイト「Becle(ビークル)」を開設し、電動アシスト自転車の利用を促すと同時にパスクルの利点をアピールしている。福井市の社会実験に採用されたことを弾みに導入促進を図る。【ヤマハ発動機(株)】