一般財団法人環境イノベーション情報機構
パナソニック、照明制御用の人感センサースイッチで人の状態を検知する新方式採用
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.04.15 【情報源】企業/2013.04.10 発表
パナソニックは、照明制御用の人感センサースイッチシリーズで、滞在・不在・移動といった人の状態を検知してきめ細かく制御する新方式を採用した画像センサー付き自動スイッチを4月21日発売する。これまでの人感センサーでは検出できなかったが、画像処理技術を利用することで実現し、オフィス空間で一層の省エネを可能にする。画像処理技術を使った人感センサーによって、従来型の人感センサーの課題を解決する。微小な動きも検出してエリア内に滞在している間は100%の点灯を維持し、不在になるとすぐに消灯・減灯できる。立ち止まった状態から歩き出したり、エリアの外に出て行く動きも検出するため、点灯を保持する時間が不要になり、瞬時に減灯する。
赤外線を使用した従来の人感センサーは、人が滞在していても消灯してしまうことがあるうえ、一定時間の点灯を保持する検出時間が必要で、不在になってから消灯・減光するまでに時間がかかっていた。さらに、従来の熱線センサーは検知エリア設定が丸形なのに対し、新方式は四角になり、隙間のない効率的なエリア設定を可能にした。
検知エリアなどの設定・調整は専用器を使ってワイヤレスで行い、センサーを設置した天井面に近付くことなく、細かな設定ができる。ビルやオフィス空間のエネルギー消費の約4分の1は照明設備とされ、省エネ・節電意識の高まりを背景に今後、照明制御の拡大が見込まれることから開発した。2013年度に年間1200台の販売を目標にした。【パナソニック(株)】