一般財団法人環境イノベーション情報機構
学校施設の省エネ対策のポイントをまとめたパンフレットを作成
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2002.05.28 【情報源】文部科学省/2002.05.23 発表
文部科学省は学校施設の省エネルギー対策についてポイントをまとめたパンフレット「地球環境のためにわたしたちができること」を作成した。パンフレットは地球温暖化問題防止のための二酸化炭素削減の必要性、そのために有効な省エネの必要性を説明した「どうして省エネルギーが必要なの?」からはじまり、個々の学校のエネルギー消費量や二酸化炭素排出量の調べ方や全国の小中学校のエネルギー消費の実態をまとめた「学校のエネルギー消費量はどのくらいでしょうか?」、具体的に有効な省エネ行動のポイントを説明した「省エネルギーのポイントは?」、これらの省エネ行動を実行した場合の二酸化炭素効果を試算した「学校の省エネ効果は?」などの内容から構成されている。
なお、全国の学校の重油・灯油・ガスの消費は暖房需要に比例し、北に行くほど増加する傾向があり、電力消費については防音校舎が多く冷房が必要な沖縄の消費が突出していた。
パンフレットでは自然光を利用した照明、こまめな消灯などの照明の改善、冷暖房が入っていることが多い特別教室の集中利用、省エネ機器の利用、節水などの省エネ行動を紹介。全国の小中学校の全学級39万5000学級で1時間照明の点灯を少なくしただけで1万4,800トンの二酸化炭素の削減になると訴えている。【文部科学省】