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環境ニュース[国内]

日立製作所、都市開発向けに地域全体のエネルギー管理ソリューションの提供を開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.03.12 【情報源】企業/2013.03.05 発表

 日立製作所は、都市開発向けに地域全体のエネルギー情報を集めて一元管理して「見える化」するとともに、太陽光発電、蓄電池などを効率的に運用・制御できるソリューションの提供を始める。蓄電池システム、電力融通、受変電などの設備も含み、三井不動産が開発している環境配慮型都市「柏の葉スマートシティ」(千葉県柏市)に初めて適用される。
 地域のエネルギーを運用・監視・制御するエリアエネルギー管理システムと、定置型蓄電池や建物間で電力をやり取りするシステムなど分散電源関連設備で構成。エリアエネルギー管理システムは、事務所、商業施設、住宅、公共施設の各エネルギー管理システムなどの情報を基に、電力、ガス、水の使用量を把握・分析して需要予測や需給情報を提供する。
 分散電源関連設備は、電力会社からの系統電力と太陽光発電風力発電の電力を組み合わせて運用するために必要となり、エリアエネルギー管理システムで系統電力と太陽光・風力発電、蓄電池を連携させて地域で電力を融通。ピーク電力の抑制、夜間電力の有効利用、発電量が変動する太陽光・風力の最大活用を図り、非常時には蓄電池の電力を供給する。
 ソリューションを初めて導入する柏の葉スマートシティでは、地域全体のエネルギーの一元管理をはじめ、太陽光発電と蓄電池システムの計画的運用と、街区間に独自に敷設する電力ネットワークを通じた電力融通などを行う。蓄電池システムは3.8MWh(3800KWh)と国内最大級の容量となるリチウムイオン電池を装備する。2014年春の運用開始を目指す。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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