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環境ニュース[国内]

ローム、本社施設に自社製のLED照明を全面導入、蛍光灯に比べて電力を約50%削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.03.04 【情報源】企業/2013.02.28 発表

 ロームは、京都市右京区の本社施設内の事務所と工場に、自社製のLED(発光ダイオード)照明を全面的に導入する。約1万3300本の直管形LEDランプを取り付け、3月中に設置を完了する。照明部分だけで従来の蛍光灯と比べて消費電力を約50%削減し、これまで安定器で必要だった待機電力も不要になるため、併せて約60%の削減を見込む。
 ロームの本社では来客スペースをはじめ、順次LED照明への切り替えを進めているが、今後も電力需要のひっ迫が予想されることから計画を前倒しし、事務所、共用部、クリーンルームなど各施設を対象に、3月までに全面的に置き換えることにした。高効率の電源回路で業界トップクラスの発光効率を誇る電源内蔵40W形と同20W形を使用した。
 1日当たりの消費電力量は、取り換え前の蛍光灯が計約8700kWhなのに対し、LED照明だと約4300kWhに減り、照明部分だけで約4400kWhの削減。安定器の約1800kWhを加えると計1万500kWhが約4300kWhに大きく減少することになり、約60%削減できる。従来と比べた節電効果は1日計約6200kWhで、年間の電気代に換算して2000万円以上抑えられる。
 ロームは今後、国内のグループの各種設備で順次LEDへの切り替えを推進し、環境負荷の低減を図ると同時に電力不足に対応する。自社のLED照明は、2010年5月に省エネビルに改装した開発・営業拠点「ローム京都駅前ビル」(京都市下京区)にも全面採用。太陽光発電屋上緑化などの効果も含め、改装前より電力消費を年間約44%削減した。【ローム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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