一般財団法人環境イノベーション情報機構
ラムサール条約に関する国別報告書案への意見募集を開始
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2002.05.24 【情報源】環境省/2002.05.24 発表
環境省は、2002年11月にスペインで開催されるラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)第8回締約国会議に向け、同条約事務局から提出が求められている日本の国別報告書案についての意見募集を開始した。意見提出締め切りは6月14日。ラムサール条約に関する国別報告書は、1996年開催の第6回締約国会議で採択された「1997−2002年戦略計画」に対応し、各締約国が実施した行動について、条約事務局から提示されている質問に回答する形式で提出することとなっている。
なお条約事務局からの質問は(1)条約への加盟促進、(2)湿地の適正な利用に関するガイドラインの実施と適正利用の達成、(3)湿地の機能と価値についての認識の向上、(4)湿地の保全と適正な利用を促進するための関係機関職員の能力向上、(5)総てのラムサール登録湿地の保全、(6)ラムサール湿地の登録の促進、(7)湿地の保全と適正な利用のための国際協力と財政支援−−などの項目から構成されている。
日本の国別報告書は意見募集の結果を反映した最終報告を平成14年6月中に条約事務局に提出予定。同事務局は第8回締約国会議の中で、各国の分析結果を報告することになっている。【環境省】