日本政府、世界遺産へ1件の推薦の意思示す

　世界遺産条約関係省庁連絡会議は、平成25年1月31日、日本の世界遺産暫定一覧表に、自然遺産として「奄美・琉球」を追加記載することを決定した。
　「暫定一覧表」とは、条約の各締約国が、将来「世界遺産一覧表」に記載することが適当であるものの目録として、世界遺産条約の事務局であるユネスコ世界遺産センターへ提出するもの。各国はその中から1年で最大2件まで「世界遺産一覧表」への記載を推薦できる。その後、諮問機関による審査を経て、世界遺産委員会での審議により記載の可否が決定される。
　今回の追加により、日本の暫定一覧表には、13件（文化遺産12件、自然遺産1件）が記載されたことになった。そのうち2件（「富士山」及び「武家の古都・鎌倉」）は世界遺産センターに推薦書を提出済みとなっている。【林野庁】