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環境ニュース[国内]

兵庫県 ダム斜面で太陽光発電 20年間で収益7億円見込む

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.02.04 【情報源】地方自治体/2013.01.08 発表

 兵庫県は、姫路市豊富町の「神谷ダム」の堤防斜面に、太陽光発電パネルを設置すると発表した。年間発電量は約330万kWhで、一般家庭約1000世帯の年間使用量に相当し、来年7月に発電開始予定。ダムの斜面を利用した太陽光発電は全国初という。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度により、発電した電力は関西電力に売り、売電期間の20年間で約7億円の収益を見込む。
 神谷ダムは2001年3月に完成し、姫路、西脇、高砂市など7市町に水道用水を供給。土や岩石を積み上げて建設した「ロックフィルダム」のため、斜面の傾斜角が緩やかな上に南向きで、太陽光発電に適しているという。
 計画では、斜面約3.2haに太陽光発電パネルを敷設。整備費は約13億円、維持管理費は20年間で約8億円とする一方、売電などの総収入は20年間で約28億円を見込んでいる。県は「再生可能エネルギーの普及に貢献するだけでなく、県有資産の有効活用につながる」としており、今後は同様の構造の加古川市の権現ダム(利用可能面積約1.9ha)と平荘ダム(同約1.4ha)でも太陽光発電を検討する。 企画県民部広報課 TEL:078-362-3020 【兵庫県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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