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環境ニュース[国内]

JFEエンジニアリング、アブラヤシの採油時に出る殻を燃料に使う発電プラント受注

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.01.25 【情報源】企業/2013.01.23 発表

 JFEエンジニアリングは、マレーシアやインドネシアなど東南アジアで栽培されるアブラヤシを採油する時に発生する殻(パーム・カーネル・シェル)だけを燃料に使う発電プラントを受注した。石炭を主燃料にしていた発電プラントの燃料供給設備を中心に、改造工事を行う。電力小売り事業のイーレックス(東京・中央)が発注した。
 イーレックスが、太平洋セメントから譲り受けた高知市の循環流動層(CFB)ボイラー・タービン発電プラントを利用してバイオマス生物資源)発電を実施するために改造する。CFBボイラーはさまざまな燃料に適合することが特長で、石炭のほか、各種バイオマス燃料や汚泥乾燥燃料、廃プラスチックなどの廃棄物系燃料を使用できる。
 工事を受注したプラントは、JFEエンジニアリングが1997年に太平洋セメントに納入し、石炭を主燃料に運転していた。イーレックスはこのプラントを利用し、2012年7月に始まった再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を活用したバイオマス発電を手掛けることを決め、国内初のパーム・カーネル・シェル専焼のCFBボイラーにする。
 発電プラントの工事は6月に完了し、電力供給を開始する。約2万kWの出力があり、年間で一般家庭約4万戸分の年間消費量にあたる電力を発電できる。JFEエンジニアリングは、バイオマス燃料発電の導入を進める顧客に対し、今回のようなプラント建設や、運転・メンテナンスに加え、燃料確保の支援も含めて総合的なサービスを提供する。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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