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環境ニュース[国内]

清水建設、環境対策と非常時の事業継続性を融合した大規模オフィスビル第1弾着工

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.12.10 【情報源】企業/2012.12.06 発表

 清水建設は、平常時の環境対策と非常時の事業継続性を融合した大規模賃貸オフィスビルの第1弾となるビル建設に、横浜市西区のみなとみらい21地区で12月6日着工した。1フロアあたりの貸室面積が国内最大級の約1700坪(約5610m2)ある事務所、店舗用途の「(仮称)MM21-46街区プロジェクト」で、2014年5月の完成を予定する。
 環境対策と事業継続性の融合は、非常時の事業継続性を考慮したうえでの平常時の環境対策を指し、環境の「eco」と、事業継続計画を意味する「BCP」を合わせて「ecoBCP」と呼ぶ。清水建設は、東日本大震災で得た教訓を踏まえたecoBCPビルとしてMM21-46街区プロジェクトを開発し、今後の大規模賃貸オフィスビルのモデルにする。
 環境対策では、建物中央部に自然光を取り入れる吹き抜けを設け、熱負荷を軽減するコンクリートひさしやLED(発光ダイオード)照明、太陽光発電などを導入。テナントごとに節電・省エネを支援するサービスも行う。事業継続性は、非常用発電設備で共用部とテナントに約72時間電力を供給するほか、免震構造で安全性を確保する。
 MM21-46街区プロジェクトは、複合商業施設「横浜ジャックモール」の跡地に造り、14階建て、延べ床面積9万7427m2。JR横浜駅から徒歩9分、みなとみらい線新高島駅から同2分に立地する。広い1フロアで柔軟性のあるレイアウトを可能にした。環境配慮と災害に強い施設への関心の高まりを受け、このビルをモデルにecoBCP提案を進める。【清水建設(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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