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環境ニュース[国内]

第32回ITTO理事会の結果 森林認証実施支援を合意

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2002.05.20 【情報源】林野庁/2002.05.20 発表

 第32回国際熱帯木材機関(ITTO)理事会が2002年5月13日から18日まで、インドネシアのバリ島で開催された。
 今回の理事会には、熱帯木材生産国と消費国双方から計40か国・1地域、オブザーバーとしてベトナムなどの非加盟国2か国、国際機関、木材業界団体、NGOが参加。
 議題としては(1)マングローブ保全プログラムに関する作業プラン作成、(2)二次熱帯林、熱帯林の再蓄積、劣化熱帯林の復旧造林のための管理ガイドライン作成、(3)中央アフリカ諸国における持続可能な森林経営強化に関する調査報告、(4)ITTO「目標2000」の進捗状況報告、(5)森林認証に関する国際ワークショップの結果報告、(6)経済情報・市場情報、造林・森林経営、林産業の各常設委員会に係る新たなプロジェクト案の審議、承認−−などが想定されていたが、このうち、森林認証制度については、国際ワークショップの結果を受け、森林に関する違法行為や関連貿易への対処を含む持続可能な森林経営に寄与することが合意され、その実施を支援することとされた。
 また、「劣化熱帯林・二次熱帯林の再生・管理・復旧のためのガイドライン」が採択されたほか、「ITTOマングローブ作業計画」を、マングローブの保全・復旧・管理のためのプロジェクト策定のガイダンスとして推奨することが決議された。
 更にヨハネスブルグサミットに貢献するために、期間中サイドイベントとして、持続可能な森林経営に対するITTOの貢献を紹介するイベントや、コンゴ川流域の持続可能な森林経営促進のためのワークショップを開催することも決まった。【林野庁】

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