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環境ニュース[国内]

住友林業、資材提供する地域建設会社グループがネット・ゼロ・エネルギー・ハウス

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.10.31 【情報源】企業/2012.10.29 発表

 住友林業が資材提供と技術支援する全国の地域建設会社240社が会員となるイノスグループは、家庭での年間の一次エネルギー消費量を差し引きゼロにするネット・ゼロ・エネルギー・ハウスのコンセプト商品「ENETOMO(えねとも)の家」を10月29日発売した。太陽光発電システムと技術、設備、設計の組み合わせで断熱・気密性能を高めた。
 イノスグループは地域建設会社で構成する家づくりネットワークで、1994年に始まった。住友林業が会員各社を支援し、各社は「イノスの家」ブランドで住宅を提供している。2012年3月期のグループ全体の棟上げ数は577棟だった。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスは国が普及を推進。2030年までに新築住宅の一次エネルギー消費量の正味ゼロを目指す。
 販売を始めたえねともの家は、屋外の空気を室温に近付けて給気する全熱交換型換気システムを採り入れ、換気での温度変化を最小限に抑えることに加え、窓に高気密・高断熱の樹脂サッシを採用する。壁や天井面には断熱材を隙間なく吹き付け、外気の影響を抑制。全熱交換型換気システムと高断熱・高気密によってエアコンなどの電力消費を低減する。
 使用電力を「見える化」するホームエネルギー管理システム(HEMS)を標準搭載して居住者の節電意識を高めるほか、太陽光発電の発電量を増やすために屋根の勾配を緩やかにする設計を提案。床暖房や省エネ給湯器も標準装備する。コンセプト別に参考プランを用意した自由設計となり、3.3m2当たり58万円から。初年度に400棟の販売を目標にしている。【住友林業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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