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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、メキシコの大規模太陽光発電所に太陽電池供給、中南米で初

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.10.18 【情報源】企業/2012.10.15 発表

 昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売を手掛けるソーラーフロンティアは、メキシコの大規模太陽光発電所に、CIS薄膜太陽電池を供給した。同社にとって中南米向けで初めての案件となり、スペインのエネルギー供給大手、イベルドローラ傘下のスペインのエンジニアリング会社、イベリンコに1.5MW(1500kW)分を納入した。

 供給したCIS薄膜太陽電池は、メキシコ国営の電力会社が保有する5MW(5000kW)の大規模太陽光発電所に設置される。発電所は2012年末の稼働を予定し、その段階でメキシコ国内で最大の太陽光発電施設となる。プロジェクトを担当するイベリンコは、この太陽光発電所にソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池と他の太陽電池を併設する。

 太陽光発電所は高温の環境にあり、太陽電池モジュールは太陽追尾装置に搭載される。ソーラーフロンティアは、高温の環境でも変換効率が低下しにくいCIS薄膜太陽電池の強みが発揮でき、結晶シリコン太陽電池より優れた性能が証明できる、と自信を示し、低コストで高い実発電量を供給することでイベリンコの評価が高まる、と強調する。

 イベリンコは、2020年までに発電量(kWh)あたりのCO2排出量を、欧州の電力業界全体より20%低く抑える目標を掲げて事業を展開。ソーラーフロンティアは今回の供給を機に、イベリンコが事業展開する地域での採用を目指していく。CIS薄膜太陽電池は設置容量あたりの実発電量の高さから、各国の大規模太陽光発電所で採用されている。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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