一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成13年日本周辺海域の海洋汚染 発生確認件数は前年より124件減少
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2002.05.09 【情報源】海上保安庁/2002.05.02 発表
海上保安庁は平成14年5月2日、平成13年1年間の日本周辺海域での海洋汚染の状況をとりまとめ、公表した。平成13年に確認された海洋汚染の発生確認件数は486件。12年と比べ124件減少した。
原因別では、油による汚染が327件、油以外による汚染が122件、赤潮による汚染が37件で、このうち油以外による汚染が150件と大幅に減少し、総件数の減少につながった。なお油以外による汚染の中では廃棄物による汚染が103件とほとんどを占め、有害液体物質による汚染が8件、工場排水によるものが3件とこれに次いでいる。
また平成13年に送致した海上環境法令違反件数は、12年より121件減少した573件となった。内訳としては海洋汚染防止法違反が336件と大半を占め、廃棄物不法投棄などの廃棄物処理法違反が167件、港則法違反が56件、水質汚濁防止法違反が8件、その他が6件であった。海洋汚染防止法違反の中では船舶からの油の不法排出の148件、廃船不法投棄の109件が多かった。【海上保安庁】