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環境ニュース[海外]

ドイツ グリーンエコノミー促進のためのイニシアティブを開始

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.09.20 【情報源】ドイツ/2012.09.04 発表

 ドイツ連邦環境省は、ベルリンで会議「グリーンエコノミー−新しい経済の奇跡」を開催し、経済を持続可能な「グリーンエコノミー」に転換するために、ドイツ連邦研究省と共同でイニシアティブを開始することを公表した。会議には、経済、学術、政治、関連団体などから450人の専門家が出席し、市場経済において、どのように持続可能な生産・値段形成・使用形態を達成することができるのか議論した。「グリーンエコノミー」は、未来の経済の形を、高い資源効率、環境配慮、社会への配慮を実現することを目指すものである。連邦環境省のアルトマイヤー大臣は、「ドイツでは経済のグリーン化のプロセスは、既に随分進んでいる。10年前と比較して少ない資源、少ない有害物質の排出量、少ないエネルギー消費量で、10年前と同様の収益を挙げることに成功している。市場のチャンスは巨大である。エネルギー及び資源の効率化は競争力を高め、環境と効率技術は産業全体の価値創出の起動力となる」とコメントした。国連は、リオ会議において、グリーンエコノミーを持続可能な発展において中心となる戦略的手段と位置付け、全ての国家に対し、グリーンエコノミーに転換することを呼びかけた。ドイツは、毎年、国内総生産の2.8%以上を研究開発に投じている。また、ドイツの産業は、環境技術において世界のトップポジションを築いており、再生可能エネルギー技術とエネルギー貯蔵技術は、世界市場の23%を占めており、さらに環境分野全体では、200万人以上の雇用を創出している。持続可能性に関する研究プロジェクトへの助成はこの8年間で倍増し、今日では4億3000万ユーロとなっている。【ドイツ連邦環境省】

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