一般財団法人環境イノベーション情報機構
コスモ石油・JXエネルギー・昭和シェル石油など、SSのEV充電ネットワークを拡大
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2012.09.06 【情報源】企業/2012.09.04 発表
コスモ石油、JX日鉱日石エネルギー、昭和シェル石油、出光興産の石油元売り4社は、首都圏を中心に各社のサービスステーション(SS)で展開している電気自動車(EV)充電サービス「EVサービスステーションネットワーク」を拡大する。EV向け充電サービスのジャパンチャージネットワークと連携し、利用できる場所をSS以外にも広げ、利便性を高める。EVサービスステーションネットワークは2012年1月に始め、4社のSSに共通のロゴマークを表示してEV向けのサービス事業を実施。8月末現在で28カ所のSSで行っている。EVユーザーは、1社の会員カードで対象になっているSSで有償の急速充電を利用できる。ジャパンチャージネットワークが首都圏で充電事業を開始することを受け、相互乗り入れすることにした。
ジャパンチャージネットワークは、日産自動車、住友商事、NECが各30%、昭和シェル石油が10%出資して2月に設立した。神奈川、埼玉、千葉の3県で10月1日から会員制充電サービスを順次始める。日産の販売店10カ所、東関東自動車道および関越自動車道のパーキングエリア計4カ所、成田空港2カ所、コンビニエンスストア「ファミリーマート」5カ所、レストラン「びっくりドンキー」1カ所の計22カ所で充電サービスを提供する予定。
EVサービスステーションネットワーク、ジャパンチャージネットワークのそれぞれの会員とも、両方の充電サービスを利用でき、2013年3月末までに計50カ所と国内最大規模のEV充電ネットワークになる。ジャパンチャージネットワークは今後も商業・レジャー施設、月決め・時間貸し駐車場などに充電器の設置を進める計画で、充電場所はさらに広がる。【コスモ石油(株)】