一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 2012年7月のエルニーニョ監視速報を発表
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2012.08.14 【情報源】気象庁/2012.08.10 発表
気象庁は、エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する2012年7月の太平洋赤道域の大気・海洋の状況と2013年2月までの見通しについて発表した。発表によると、7月の実況では、エルニーニョ監視海域(太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけての広い海域)の海面水温は基準値より高い値を示していることなどから、エルニーニョ現象が発生したとみている。また、エルニーニョ予測モデルは、エルニーニョ監視海域の海面水温が、予測期間中、基準値より高い値で推移すると予測していることなどから、冬までエルニーニョ現象が持続する可能性が高いとしている。
なお、気象庁によると、秋にラニーニャ現象が発生した場合の日本の天候の特徴としては、平均気温は、北日本と東日本で高く、沖縄・奄美では低い傾向にある。また、降水量は、西日本で少なく、北日本太平洋側では多い傾向にある。日照時間は、東日本日本海側と西日本日本海側で多い傾向にある。【気象庁】