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環境ニュース[国内]

伊藤忠商事、日産自動車など東京証券取引所が新設したESGテーマ銘柄に選定

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2012.07.24 【情報源】企業/2012.07.20 発表

 伊藤忠商事、日産自動車などは、東京証券取引所グループが新たに設けたテーマ銘柄のESG(環境・社会・ガバナンス=企業統治)に選定された。伊藤忠は自然エネルギー分野の強化、日産は電気自動車(EV)「リーフ」の開発と自治体などと組んだ普及活動が評価された。ESG銘柄は、環境問題や社会課題の解決に積極的な企業を投資家に知らせることが目的となる。

 東京証券取引所に上場する2200社以上の中から、個人投資家が株式投資を検討する材料やきっかけにするため、東京証券取引所グループは、特定のテーマや指標を基に銘柄を抽出して公表する取り組みを7月に開始した。環境や社会との調和を重視する視点が注目されている現状を受け、第1回のテーマをESGに決め、社会的責任投資SRI)調査会社と選定した。

 その結果、伊藤忠、日産をはじめ15銘柄が選ばれた。伊藤忠は、風力、太陽光、バイオエネルギーなど自然エネルギー事業に力を入れている点が認められた。日産は2010年12月にリーフを発売し、リチウムイオン電池の生産や急速充電器の開発、充電ネットワークの拡充を図り、自治体とパートナーシップを締結して普及を促進していることが評価された。

 ESG銘柄には伊藤忠、日産のほか、太陽電池燃料電池部材など環境関連製品事業を拡大する東レ、燃料電池や高効率給湯機を展開する大阪ガス、容器包装の環境配慮を進めるアサヒグループホールディングスなども選ばれた。ESG銘柄の各社は、環境配慮に力を入れる姿勢が証明された格好で、従来の財務の観点に加えて投資家に注目されることになる。【伊藤忠商事(株)】【日産自動車(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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