一般財団法人環境イノベーション情報機構
整備新幹線(北陸新幹線(白山総合車両基地・南越(仮称)間))の工事実施計画に対し環境省意見提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2012.07.02 【情報源】環境省/2012.06.29 発表
環境省は、整備新幹線(北陸新幹線(白山総合車両基地・南越(仮称)間))について平成24年6月29日付けで国土交通省に対して環境保全上の申し入れを行った。今回の意見では、列車の走行に係る騒音対策については、沿線の状況を踏まえた予測を行い、音源対策を基本として対策を検討し、騒音の環境基準の達成を図ることを求めている。
工事における環境保全については、工事に伴う大気質、騒音、振動、濁水等への影響の対策、景観等の保全について、適切に実施すること。計画路線周辺の貴重な野生生物については、具体的な工事計画策定までに、必要に応じて現地調査を行い、環境保全措置を策定すること。工事に伴い発生する建設発生土、廃棄物について、発生抑制、有効利用、適切な処理を行うことを求めている。
地域の実態に配慮した環境保全対策については、供用前の試験走行や供用後の列車の走行による騒音・振動を把握し、適切な環境保全措置を講ずることを求めている。
温室効果ガスについては、工事中及び供用後の温室効果ガスの排出について、できる限り削減に努めるよう求めている。【環境省】