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環境ニュース[国内]

東京ガス、「震災後の暮らしとエネルギーの意識・実態の変化」リポートで節約定着

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.06.28 【情報源】企業/2012.06.25 発表

 東京ガスの社内シンクタンク、都市生活研究所は「震災後の暮らしとエネルギーの意識・実態の変化」と題した都市生活リポートをまとめた。震災前と同等以上の節電を行っているうえ、電気だけでなく、ガス、水道の節約行動も変化し、調理、入浴時間の短縮などが定着する傾向にあった。半面、電気・ガスを節約した方が良い理由の「電力不足」は低下した。

 2011年5月、8月、11月、2012年1月、3月の計5回、首都圏の20〜60代男女の同じ対象者にインターネットで調査を実施した。サンプル数は、各性、年代で200ずつ計2000。行動に関しては、「こまめに消灯」が震災前から約8割が取り組んでいたが、震災後1年たっても約9割を維持。「冷暖房の温度調整」は家庭で約7割が実施し、公共の場の調整も8割が継続を望んでいた。

 食・入浴・家事では、震災を機に調理・入浴時間を減らしたり、まとめて洗濯するなどの変化があり、震災後1年を経ても一定の割合を占めた。ガスや水道の節約につながる時間短縮や手間を省く行動は、定着する可能性があるという。震災後の「備え」では明かりや電池の準備が上位に入り、女性は震災の後で用意した割合が高いものの、男性は備えていない比率が高い。

 電気・ガスを節約した方が良い理由を電力不足とした回答は、2011年5月に60.6%あったが、2012年3月には40.7%に低下。震災直後に計画停電で高かった危機意識が薄れ、2011年夏の節電を乗り切ったこともあり、低下したと推測される。物品購入については「話題のモノは積極的に取り入れたい」が震災前の31.1%から2012年3月には22.4%に減少し、慎重さがうかがえた。【東京ガス(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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