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環境ニュース[国内]

JX日鉱日石エネルギー、日本初のガソリン給油併設の水素充填ステーションを実証

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2012.06.25 【情報源】企業/2012.06.20 発表

 JX日鉱日石エネルギーは、日本で初めてとなるガソリン給油設備に併設した燃料電池車(FCV)向け水素充填ステーションの実証実験を実施する。神奈川県と名古屋市の計2カ所のENEOSサービスステーション(SS)に水素供給設備を導入。2013年2月をめどに始め、2016年3月まで実施する。将来のFCVの普及をにらみ、SSの運営などについて検証する。

 「Dr.Drive海老名中央店」(神奈川県海老名市)と「Dr.Drive神の倉店」(名古屋市緑区)の、ともにセルフ式SS内に水素充填機を設置する。水素供給設備は、省スペースとコスト低減を目標に開発したパッケージ型を使用し、機器と配管一式を工場でコンテナにセットして運び、SSでの工事期間を短縮。今後の水素ステーションの建設費用低減につなげる。

 実証実験では、このパッケージ型水素供給設備を検証するほか、事業化に向け、セルフ式のガソリン・軽油販売業務と並行して従業員が水素充填業務を実施し、運営オペレーションに関して調べる。技術開発とコストダウンも検証する。海老名中央店には圧縮水素をトラックで輸送して供給し、神の倉店はステーションでLP(液化石油)ガスから水素を製造する。

 JX日鉱日石エネルギーは今後のFCVの量産を見据え、実証実験を通して、全国で展開するENEOSのSSネットワークを活用した水素供給インフラの整備と、ビジネスモデル構築を進める。同社を含むエネルギー、自動車各社は「2015年にFCVの量産車を販売し、4大都市圏を中心に100カ所程度の水素ステーション整備を目指す」とした共同声明を2011年1月に発表している。【JX日鉱日石エネルギー(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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