経産省　分散型・グリーン売電市場を創設

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.06.05 【情報源】資源エネルギー庁／2012.06.05 発表

　経済産業省資源エネルギー庁は、平成24年6月5日、日本卸電力取引所に、分散型・グ
リーン売電市場を創設し、6月18日から市場を開設すると発表。
　この市場は、平成24年5月に決定された政府の「今夏の電力需給対策について」に掲げられた供給サイドの取り組みとして、供給力を効果的に募集し、卸電力取引市場への小口を含む分散型電源の参入を可能とするために創設するもの。
　この市場では、卸電力取引所による取引のマッチング等の斡旋のもと、自家発用発電設備やコジェネ発電等の小口の余剰発電分を売電を行う。具体的には、1,000kW 未満の小規模な電力や、売電量が一定でないもの（いわゆる「出なり電気」）も売電することが可能となっている。
　売りは、送電線に送電（いわゆる「逆潮」）できる余剰電力であれば、誰でも販売可能で、入会金や手数料等（約160万円）は不要（手数料は当面の間）となっている。
　販売価格の設定や、販売量の設定の他、売りの条件（期間、曜日指定、平日限定、時間指定等）は売り手側が任意で設定することができ、インバランス（事故等による発電不調等）による負担の有無を設定することも可能となっている。【資源エネルギー庁】