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環境ニュース[国内]

AGF、電力需要抑制プログラムを年間を通して実施、夏季はさらに踏み込んで展開

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.04.24 【情報源】企業/2012.04.20 発表

 味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は、全てのオフィスを対象に4月23日から、電力需要抑制プログラムを年間を通して実施する。6〜9月の夏季は、さらに踏み込んで展開する。原子力発電所の運転停止に伴って今夏に予想される全国的な電力供給不足に対応し、社会的な責任から実施する。火力発電比率の高まりによる電力料金値上げに対応する狙いもある。

 オフィス、個人、働き方のそれぞれに関して取り組む。オフィスでは蛍光灯・電球の使用数を間引き、オフィスは25%、共有部は50%減らし、昼休みには消灯する。室内温度最高28℃を目標に空調の使用を控え、電気製品は使用時だけコンセントにつないで待機電源をオフにする。夏季はさらにトイレの便座ヒーターを切り、温水の使用も停止する。

 個人ではパソコンの省エネ設定、使用後の会議室の照明オフ、電気製品を使った後のプラグ抜きを徹底。夏季は、最終退出者に対して複合機とコーヒーポットの電源オフ徹底を加える。働き方は、ドレスコードを守りながら季節に合った服装をするとともに、フレックスタイムや時差出勤でエアコンに頼らない勤務体制を採り、夏は午後9時に退館する。

 今夏は昨夏以上の電力不足が懸念されるため、AGFはきめ細かく定めたプログラムによって恒常的に節電を進め、特に夏は強化することにした。始業・終業時間を早めるサマータイムを5月7日開始する日本製紙グループなどのように、夏に向けて早めに対策を打ち出す企業はほかにもある。また、環境省は夏の軽装「クールビズ」を昨年と同様、1カ月前倒しして5月1日に始める。【味の素ゼネラルフーヅ(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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