一般財団法人環境イノベーション情報機構
大和ハウス工業、経産省の「BEMSアグリゲータ」に日本ユニシスと採択、事業開始
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.04.24 【情報源】企業/2012.04.19 発表
大和ハウス工業は、経済産業省の「BEMSアグリゲータ(エネルギー利用情報管理運営者)」に、日本ユニシスと採択された。両社で共同事業体(コンソーシアム)を構成し、中小規模のビルにビル・エネルギー管理システム(BEMS)を導入する事業を始める。BEMS機器とネットワークの活用で10%以上の省エネ効果が期待できるBEMSサービスを提案する。両社が展開するBEMSサービスは、電力の「見える化」、遠隔システムを活用した空調・照明の制御、メールなどでのエネルギー警報、緊急時エネルギーひっ迫警報などの機能を提供する。併せて、蓄積したエネルギーデータから簡単な省エネ診断を行う。電力会社との契約電力が50kW以上500kW未満の事務所、物販店舗、学校などが対象となる。
大和ハウスは、システムから入手するエネルギー使用データを活用し、建物の断熱工事や効率を高める設備を提案する。日本ユニシスは、BEMSサービスと電気自動車(EV)の充電インフラを連携させ、EVからの給電制御や料金の最適化、需給ひっ迫時の使用抑制の仕組みづくりも計画する。
BEMSアグリゲータは、経済産業省の2011年度エネルギー管理システム導入促進事業費補助金の対象となるBEMSサービスを実施する事業者を指す。期間は2012年4月〜2014年3月31日の2年間。59件の応募から大和ハウスと日本ユニシスのコンソーシアムを含む21事業者が選定された。ダイキン工業、富士通、日立製作所、東芝なども採択されている。【大和ハウス工業】