一般財団法人環境イノベーション情報機構
「今後の汚水処理のあり方に関する検討会」中間取りまとめ公表
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2012.04.13 【情報源】環境省/2012.04.12 発表
環境省は、平成24年4月12日、「今後の汚水処理のあり方に関する検討会」中間取りまとめを公表した。この検討会では、今後の望ましい汚水処理のあり方について検討を行うこなうことを目的に国土交通省、農林水産省、環境省の関係3省の政務官がメンバーとなり、平成22年4月に設置されたもので、これまでに6回の議論を重ねてきている。
中間取りまとめでは、[1]未整備地域における効率的な整備のあり方、[2]汚水処理のグレードアップによる水環境保全への一層の貢献、[3]循環型社会・低炭素社会の構築への貢献、[4]健全な経営の確保に向けた対応−−の4項目について提言している。
この内、未整備地域における効率的な整備のあり方については、未だ国民のおよそ7人に1人が汚水処理施設を利用できていない状況にあり、汚水処理施設の効率的な早期整備が求められているとして、今後は、関係省庁の緊密な連携のもと、国として効率的な早期整備のための支援をより一層推進すること、及びより一層の効率的な汚水処理施設整備のために、3省で連携し、都道府県構想策定マニュアルの作成等の支援により都道府県構想の徹底した見直しを加速すること等の施策が必要であるとしている。【環境省】