一般財団法人環境イノベーション情報機構
花王、緑化プログラム「みんなの森づくり活動」を刷新し支援23団体を決定
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2012.03.02 【情報源】企業/2012.02.29 発表
花王は、独自の緑化プログラムとして財団法人都市緑化機構と協働で展開する「花王・みんなの森づくり活動」で、2011年度の支援23団体を決めた。うち12団体は、従来の森づくり分野に加えて新設した環境教育活動分野で選んだ。森づくり分野には、東日本大震災被災地の宮城県気仙沼市で桜を復活させるプロジェクトが含まれている。みんなの森づくり活動は、花王が進める社会貢献のテーマ「次世代を育む環境づくりと人づくり」の一環で、緑を守り育てる市民団体を2000年から助成してきた。10年たったことから内容を見直し、2011年度は新たに子供たちに身近な緑と触れ合う機会を提供する環境教育活動を対象にすると同時に、助成期間を1年から3年に伸ばした。
2011年8〜10月に募集したところ全国から両分野に計189件の申請があり、選考委員会で協議した結果、森づくり活動分野は117団体から11団体、環境教育活動分野は72団体から12団体を選んだ。2012年3月〜2015年3月の3年間、1年目と2年目はそれぞれ50万円、3年目は25万円を上限に助成する。選出した団体には2012年5月ころに目録を贈る。
森づくり分野は、被災した桜の復活プロジェクトのほか、植生保全支援事業、多様性のある森の保全、白砂青松を守り育てる活動、里山再生など。環境教育活動分野は、学校林を活用した森林環境教育、親子環境教育プログラム、自然探検隊育成、森の幼稚園活動、多様な生き物が命を育む森づくりプロジェクトなどを手掛ける団体が選ばれた。【花王(株)】