一般財団法人環境イノベーション情報機構
排出都道府県外に移動した廃棄物 平成11年度も首都圏からの搬出が突出
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2002.04.15 【情報源】環境省/2002.04.15 発表
環境省では、平成11年度の首都圏の廃棄物の広域移動の状況を発表した。この調査は、全国の廃棄物の広域移動の状況について調査したもののうち、首都圏の結果をとりまとめたもの。
調査結果によれば、平成11年度に首都圏で排出され、最終処分された一般廃棄物258万トンのうち、その15.9%にあたる約41万トンが、排出された都県外に搬出され、更にその8割にあたる33万トンが首都圏外に搬出されていた。なお、平成11年度に排出された都道府県外に搬出された一般廃棄物の量は62万トンとなっており、首都圏の都県から搬出された量は約7割を占めていることになる。
また、平成11年度に首都圏の都県から中間処理のために排出都県外に搬出された産業廃棄物の量は894万トンで、更にその約6割にあたる523万トンが東京都から搬出されていた。
更に、最終処分のために首都圏の排出都県外に搬出された産業廃棄物の量は132万トンで、このうち6割の約80万トンが首都圏外に搬出されていた。【環境省】