一般財団法人環境イノベーション情報機構
第3更賜丸・アイガー号衝突による重油流出事故で対策室設置
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2002.04.10 【情報源】水産庁/2002.04.04 発表
水産庁は平成14年4月4日、中米ベリーズ船籍の貨物船・AIGE(アイガー)号と日本の沖合底引き網漁船・第3更賜(こうし)丸の衝突事故による重油流出についての同庁の対応状況を公表した。アイガー号と第3更賜丸は平成14年3月31日に、鳥取県境港市地蔵埼の北東約53キロメートルの海上で衝突。その後、アイガー号が沈没し、周辺海域に油が流出した。アイガー号の積載燃料油はA重油17.4キロリットル、C重油98.5キロリットル。
なお、舞鶴地方総監部所属掃海艇「ぬわじま」「ひめしま」、九州地方整備局所属の浚渫兼油回収船「海翔丸」の派遣など、海上保安庁を中心に流出油の防除回収作業が行われているが 水産庁としても4月4日に、『貨物船「AIGE号」油流出事故対策室』を漁場資源課に設置。漂流海域に境港漁業調整事務所所属の漁業取締船「みはま」(499トン)と「みうら」(499トン)を派遣し、油濁被害防止のための対応を図る。【水産庁】