一般財団法人環境イノベーション情報機構
YKK AP、節電対策用に太陽光の活用をメール通知するサービスを気象協会と実施
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2011.12.21 【情報源】企業/2011.12.16 発表
YKK APは、冬の節電対策用に、太陽光の活用に関してメールで通知する仕組みを日本気象協会と開発し、その仕組みを用いたサービス「MADO(マド)日和」を始めた。窓と天気を生かして太陽光を有効利用する方法を知らせ、節電行動を支援する。利用者が登録した場所に応じた情報をスマートフォン(多機能携帯電話)や携帯電話にメールで伝え、カーテン、雨戸、シャッターなどの開け閉めによる省エネをアドバイスする。寒さを我慢することなく、自然エネルギーを活用して節電することが冬の賢い過ごし方、と考え、容易に実行できる対策として太陽光の利用をタイムリーに提案する。窓から差し込む日差しには室内を暖める効果があり、晴れるか曇るかを事前に知り、晴れる時はカーテンや雨戸、シャッターを開けて日射を取り込み、曇る場合は閉めて断熱することでエネルギー消費が抑えられる。
MADO日和は、日本気象協会のポイント予報を基に、今後晴れるかどうかをスマートフォンや携帯電話にメールで伝え、カーテン、雨戸、シャッターの開け閉めによる省エネを促す。利用者が登録した最寄りの地点で、1、3、6、12時間(選択式)先までに日射が予想される時にメールを送信する。部屋の向きなどで日差しが入らない時間帯の設定もできる。
この冬の平均気温は、北日本で平年並みか高め、東日本は平年並み、西日本や沖縄・奄美では平年並みか低めになる可能性が高く、全国的にほぼ平年並みの寒さになる、と予想されている。関西電力と九州電力の管内では節電要請が発表され、国も冬の節電行動を訴えるなか、YKK APはMADO日和のサービスで日射の活用による暖房用電力の使用量削減を呼び掛ける。【YKK AP(株)】