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環境ニュース[国内]

WTO新ラウンド各交渉分野の現状と今後のスケジュールをホームページに掲載

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2002.04.09 【情報源】外務省/2002.04.08 発表

 外務省はWTO新ラウンドでの各交渉分野の現状と今後のスケジュールをまとめ、同省のホームページに掲載した。
 「貿易と環境」分野は、貿易と環境に関する委員会(CTE)に特別会合を新設の上、交渉を行うこととなっており、この特別会合の議長はガボンのビケ大使が務める。
 また今後の交渉日程としては2002年6月11〜12日、10月10〜11日にこの特別会合の開催が予定されており、現在、俎上に上っている議題としては(1)WTOルールと多国間環境協定(MEAs)の特定の貿易義務との関係、(2)MEAs事務局とWTOの定期的な情報交換手続とオブザーバーの地位の承認基準、(3)環境関連物品・サービスに対する関税、非関税障壁の軽減・撤廃などがある。
 「貿易と環境」分野は、交渉を積極的に進めたいEUと「この分野での議論が環境保護を隠れ蓑にした保護貿易に繋がる」と反対している途上国の間で意見に相当の隔たりがあり、新ラウンド立ち上げの直前まで交渉対象にするかどうか決まらなかった。また外務省も2001年12月に「環境と貿易交渉は相当困難」との予想を発表している。
 なお、新ラウンドの交渉全体の交渉期限は2005年1月1日。交渉全体の議長は当面マイク・ムーアWTO事務局長が務めることになっているが、2002年9月からはWTO新事務局長に就任するスパチャイ・元タイ副首相が議長を引き継ぐ予定。【外務省】

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