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環境ニュース[国内]

農産物、畜産食品、パスタ類・トマト加工品の農薬残留レベルを「極めて低い」と結論

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.04.02 【情報源】厚生労働省/2002.04.01 発表

 厚生労働省は平成14年4月1日、平成11年度の農産物中、畜産食品中のの残留農薬調査結果、平成12年度のパスタ類・トマト加工品中の残留農薬調査結果、平成12年度の食品中の残留農薬の1日摂取量調査結果についてとりまとめ、公表した。
 このうち国産・輸入品を含む農産物中の残留農薬検査では、全検査392,752件中、農薬を検出した割合は0.7%だった。全検査中、基準値を定めている農薬について検査した数は240,130件で、うち基準値を超えたケースは56件(0.02%)あった。
 また、畜産食品検査(全検査7,421件)では、農薬検出件数が20件(0.27%)、暫定基準値を超えたケースはなく、パスタ類・トマト加工品の検査では、総検査数18,727件のうち、4農薬、総検査数18件(0.1%)で農薬が検出された。
 なお、これらの結果を受け、厚生労働省では、日本で流通している農産物、畜産食品、パスタ類・トマト加工品中の農薬残留レベルは「極めて低い」と結論している。
 更に食品中の残留農薬の1日摂取量調査では、現在国民が食品を介して摂取していると推定される残留農薬量を、人の1日許容摂取量(ADI:生涯この量を毎日とり続けても許容できる範囲の摂取量)と比較。その結果、摂取農薬量は1日許容摂取量の0.08〜5.96%にあたる量と判断でき、現状では安全上の問題はないとしている。【厚生労働省】

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