一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

JFEエンジニアリングの仙台市向け震災廃棄物処理用の焼却炉、運転を開始

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2011.09.07 【情報源】企業/2011.09.01 発表

 JFEエンジニアリングは、建設を進めてきた仙台市向けの東日本大震災での廃棄物処理用の焼却炉が完成したことを受け、運転を始めた。今後、処理を進めながら設備の調整と性能確認を行い、早い段階での本格稼働を目指す。同社は焼却施設の管理・運転業務も受託し、震災で発生した同市の廃棄物処理を支援する。期間は2014年3月まで。

 運転開始したのは、同市東部の宮城野区蒲生地区に造った焼却炉。同市が市内3地区に設置する予定の震災廃棄物処理用の仮設焼却炉の1つで、他の2地区に先行して処理を始めた。JFEエンジニアリングは、これまでの廃棄物処理の技術と経験を活用して工期を大幅に短縮し、着工から3カ月余りで稼働にこぎ着けた。

 焼却施設では、廃木材、可燃性粗大ごみ、流木、廃プラスチックを処理する。1日90tの処理能力を持つキルン式と呼ぶ回転式の円筒型焼却炉を採用した。水分が高かったり性質変化が大きなごみの処理に適し、幅広いごみの質に対応できるため、産廃処理施設で使われている。焼却炉のほか、破砕機、発電機、重機類を備える。

 震災で被災した東北地方沿岸の地域では、震災からの復興に向け、約2500万tともいわれる大量の廃棄物の処理が急務になっている。JFEエンジニアリングは、同市以外の被災地域でも本格化する震災の廃棄物処理に対応し、それぞれの事情に合わせて復興に協力して支援に取り組んでいく。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク